こんにちは。今日はコペルプラス富山教室が、どのような療育を行い、何を目指しているかを書いていこうと思います。
これは見方を変えれば押しつけになるかもしれませんし、誰に頼まれて始めたのか?と言われると誰かに頼まれて始めたわけではありません。
でも、発達障害への向き合い方や社会福祉施設の拡充は、今からの時代には絶対に必要なことであり、目を背けるのではなく真摯に解決の道を進んでいくものだと思っています。
避けて見てみぬ振りをするのではなく、全員が幸せになる未来を創るために必要だと思い始めた事業になります。
多様化の時代に、一人一人が正しく楽しく社会貢献できる基盤を作る。そのためにはまずは人生の中で人格や能力に一番影響を与えることができる「幼児期」から始めることにしました。
なので私たちが、どのような療育を行い、何を目指しているかを書くことを少しばかり許して頂き、少しばかり応援して頂ければ幸いです。
発達障害という言葉がなくなる未来
コペルプラス富山教室は「発達障害という言葉自体が使われなくなる未来」を夢見ています 。
それは発達障害は一つの特徴 、つまり「個性」であると考えているからです。
大事なことなのでもう一度言いますと、発達障害は「個性」なのです。
発達障害には、ASD(自閉症スペクトラム障害) ADHD (注意欠如・多動性障害)LD(学習障害)などが含まれ、
一言で 「 こういうもの 」と表されるものではありませんが、生まれつきの「 脳の働き方」 に違いがある事が共通していると分かっています。
大切なポイントは「脳の働き方が異なる」ということだと考えています 。
誰しも得意なことや不得意なこと、好きなことや苦手なこと、大なり小なりあるのではないでしょうか?
それは個人の特徴や、向き不向き、好き嫌い、性格の違い、と解釈されていることがほとんどです。
発達障害を持つ人は、その特徴がより大きく表れていることが多いとされています。
それであるならば、やはり発達障害とは特徴であり個性であると言っても良いのではないか と考えています。
発達障害の現状
発達障害やその疑いと診断される児童は年々増えいている事実をご存じでしょうか?
日本国内では少子高齢化が進み、児童の数は減少しているにも関わらず、発達障害やその疑い(グレーゾーン)は年々増えている。
これは「児童に何かが起きている」ということではなく、
医療技術の進歩や、発達障害に関する知見が高まっていることによって起きている事象です。
日本で発達障害者支援法が施行されたのは2005年のことで、そう昔のことではありません。ここから徐々に、発達障害に対する理解も進み、現在に至ります。
その過程で昔はよく分からなかったことが、分かるようになってきて、昔は「こだわりが強い子」「協調性がない子」と見られていたのが実は「発達障害だったのかも」と分かるケースも増えてきています。
つまり昔から一定の割合で発達障害と現代では呼ばれる人は存在していたということです。
なので、数が増えたのではなく、理解や発見件数が増えたと言えます。
また子ども達の発達障害の数が増えただけでなく、大人になって発達障害と分かるケースも多くなってきています。
では、大人で発達障害と診断を受ける人はどのようなタイミングが多いのでしょうか?
それは「就職した時」とされています。
就職し仕事をしている中で、多くの同僚と比較した際に仕事の出来があまりに違う、仕事上のミスや失敗で自分だけ上司からの叱責を受ける回数が多い、などのことから診断を受けるケースが多いようです。
発達障害は病気ではないので、このケースだと自分の特性に合わない業種や仕事や選んでしまったというだけです。
しかし、この自分の特性を知らないがために「自分が悪いんだ」「周りと比べて自分は価値がない」と思い込んで二次障害を引き起こしてしまうこともあります。
一般に発達障害の二次障害として「 うつ病 」など精神疾患があげられます 。
これは「一生懸命にやっているのにうまくいかない」などといった自己肯定感の低下などからくるストレスが要因とされています。
この事実は、とても悲しい事実だと思います。
自分の特性を知っていたら、周りもそれを知っていたら、対応や結果は全く違ったものになったと思います。
そのために私たちができること
だからこそ、コペルプラス富山教室では、早い段階で良質な療育(発達障害の特性を理解した上での支援活動)を提供し、ご家族など周囲の方々へのサポートを行います。
また、地域社会への情報発信などを通して、当事者各個人が自らの特徴、個性をしっかりと理解し、1人1人が輝き、安心して社会生活を営んでいける基盤を作ります。
この日本の未来に「発達障害 」という言葉自体が使われなくなることを目指していきたいと考えています。
これは、とても夢絵空事ではなく、達成するべく日々の活動に取り組んでいます。
そのための第一段階として、まずは乳幼児期(未就学児)にできる限り早い段階で、できる限り多くの刺激を脳に与えることが大切だと考えています。
なぜなら脳自体が急速に成長している乳幼児期に、多くの刺激を受けることが脳の発達に多くの影響を与えることが長年の研究で分かっているからです。
従って「できないことをできるようにする訓練」などを コペルプラス富山教室では実施するのではなく、1人1人の興味関心などにも心を配りながら、多種大量な教材を用いて好奇心旺盛なたちの子ども達の「目を輝かせる」ことに注力しています。
早期療育を通して、できること、楽しいこと、をどんどん増やし「自分にはできる」という 心の状態を保ち自信を育んでいくことを目指します。
また、それらの活動を職員とお子さんだけに限らず、レッスンを保護者の方にも一緒に見て頂き、1人1人の個性に応じた独自のプログラムを通してみんなで成長していくことを体制にしたいと考えています 。
まとめ
これがコペルプラス富山教室の療育に対する思いであり、これらのことを通して、いつか発達障害という言葉が使われなくなることを心から願っております。
また、どんなに小さいことでも大丈夫です。発達障害やその傾向で悩むようなことがあれば、ぜひコペルプラス富山教室にご連絡ください。
また、当教室と協力関係にある一般社団法人dilでは、児童発達支援が終わった後の支援などを行なっています。
障害は一人で抱えず、もし必要になったら様々な専門機関を頼ってください。一緒に頑張っていきましょう。